トキの野生復帰に向けた川づくり会議
「第1回トキの野生復帰に向けた川づくりアドバイザリー会議」が2008年1月23日(水)トキ交流会館で行われました。
新潟県はトキの野生復帰を川づくりの面から支援するため、2005年から学識経験者を交えての検討会や、地域関係者との会議を行い、 それをふまえて2007年に自然再生計画を策定しました。
自然再生計画の対象はトキ野生復帰の中心となる地域の5河川で、トキのエサとなる水辺の生きものが生息し、
トキが採餌できる川の環境を再生するのが目的です。
野生復帰ステーションに近く、
トキが放鳥されたあと当面の生息範囲となる可能性が高い新穂地区の天王川をモデル河川として自然再生の方法についての知見を集めます。
「トキの野生復帰に向けた川づくりアドバイザリー会議」は専門的な見地からの助言をもらうための会議です。 自然再生計画をすすめる中で出てきた課題や調査の結果を会議で検討して、よりよい川づくりの施工に結び付けます。
第一回目となる今回は学識経験者5人のアドバイザーの中から新潟大学大学院自然科学研究科の関島恒夫准教授が座長に就任し、 行政と地域住民、NPO団体などが出席しました。
新潟県佐渡地域振興局地域整備部から計画の概要や調査の結果、天王川における自然再生の進め方について説明がされると、 アドバイザーからはモニタリング方法を整理することや、調査結果や施工結果について毎回報告すること、 ほかの研究団体や機関と連携とることなど意見が出されました。
天王川では今回のアドバイザリー会議と平行して、行政と流域の住民や団体、 事業者などと整備内容や役割分担などを協議するワークショップが行われ、 行政と地域住民や川に関わる人たちが一緒になって計画を進めていきます。

[ 掲載日:2008年01月31日 | カテゴリ:活動報告 ]
佐渡トキ保護センターのダイサギ
佐渡トキ保護センターには、ここ2~3年、冬になるとよくダイサギが来るそうです。管理棟近くの池やケージのそばに降り立ち、
エサになる生きものを探しています。
センターの職員に安心をしているのか、職員が5メートルほどまで近づいても逃げないそうです。
そのダイサギが先日、大きなウシガエルを捕まえました。
センターの長谷川所長によると、ダイサギはウシガエルをたたきつけたり振ったりして弱らせたあと、
首をまっすぐ上にのばして一度に飲み込んだそうです。いつもは細いのどの辺りがとても膨らんでいたとか。
その後ダイサギはトキのいるケージの上で、しばらくの間動かずにいたそうです。

(ウシガエルをくわえるダイサギ。センターの中川広徳さんがとらえた写真です。)
[ 掲載日:2008年01月24日 | カテゴリ:生きもののこと ]
積雪と順化ケージのトキ
1月の第3週、佐渡は久しぶりの積雪となりました。
雪かきをしたり、寒さで体を小さくして歩く人がいたり、人の活動はいつもと少し異なりる様子。
野生復帰ステーションで訓練中のトキたちは雪の中どうしているでしょうか。野生復帰ステーションの野生生物専門員・
越田智恵子さんが教えてくれました。
「ケージ内の雪の上には、トキの足跡がたくさんついています。 トキは自分の足が半分も埋もれるような雪の深さのところも歩いていました。順化ケージにはいくつか池があります。 凍結している池の上でトキが滑るように歩いている様子が見られることもありました。池は凍結する池とあまり凍結しない池があるようです。 池が凍った場合、トキは池の淵沿いの氷が融けているところでドジョウをとっています。普段と変わらず水浴びもします。 積雪してもトキに特に変わった様子はなく、みんな元気にしています」

(観察棟から見た順化ケージのトキ。ほかのトキは地面に降りてエサを探索していました)
[ 掲載日:2008年01月23日 | カテゴリ:トキのこと ]
冬のバードウォッチング
雪も積もり静かな会館周辺…と思いきや、会館前の木々や裏山にさまざまな鳥が現れます。夏の時期と違い、
群れをなしている鳥もいてにぎやかです。
交流会館トキ学習の先生の近辻さんはバードウォッチング帰りによく会館に寄ってくれます。
近辻さんによると冬は鳥にとっては厳しい時期だけど、バードウォッチングをするにはよい季節とか。鳥たちは冬のあいだ、
穏やかな天候の日になると水路の周辺や雪が少なく草が生えているところなどにエサを探しに出て来てくるので 、
居場所を特定しやすく見つけやすいそうです。

(会館裏。鳥の声がきこえます)
[ 掲載日:2008年01月18日 | カテゴリ:生きもののこと ]
新年初雪かき!
事務員のAです。
カマクラが作れるくらいの雪深さではありませんが、佐渡では今年初めての大雪が積もりました。
そこで交流会館では、会館主任が「雪かきするかっ。」と立ち上がりました。
メタボリック解消のため、K主事も一緒に雪かきへ!会館前と、80mほど離れた隣の潟上温泉へ続く道を手分けして、
二人の男達が降り積もった雪と奮闘しました。
日ごろの運動不足には、もってこいの作業ですね。
「今度は、おめさん 達にやってもらうしな」と主任に言われてしまいました。

[ 掲載日:2008年01月17日 | カテゴリ:会館のこと ]
11日は鏡開き
佐渡でも1月11日は鏡開きの日です。
大きなものは割り、やわらかくもどして、あんこやお汁粉、お雑煮にして食べます。
交流会館のロビーに昨年の年末からお餅を供えていました。
年神様の力が宿っているという鏡餅。会館ではどう食べようか検討中です。

[ 掲載日:2008年01月11日 | カテゴリ:会館のこと ]
『ポプラ・ノンフィクション58 トキが生きていた! 国際保護鳥トキ再発見の物語』
トキに関連した本を読んでみました。

単行本『 ポプラ・ノンフィクション58 トキが生きていた! 国際保護鳥トキ再発見の物語』
著者 劉蔭増/訳者 桂千恵子
発行年月 1992年5月
出版社 株式会社ポプラ社
定価 980円(税込)
1981年日本産トキが佐渡で全鳥捕獲された年、中国では絶滅したと思われていたトキが20年ぶりに発見されました。
トキの生息を追った中国科学院動物研究所の調査隊の一員であった劉蔭増(りゅうんぞう)さんが、
トキの命を救うために立ち上がった調査のようすを子どもたちのために書いたのがこの本です。
調査隊が手がかりを求めてかつてのトキの生息地を訪ねると、どの地域でもトキがいなくなった変化のほかに、家族も村も以前と変わり、
どこか悲しげな雰囲気がただよっていました。野外調査を続ける調査隊の地道で粘り強いの旅は3年あまりを経て移動距離は5万キロを越え、
ついに野生のトキを発見します。調査隊が初めて発見したトキの巣には3羽のヒナがいました。
巣立ちの時期を迎えても1羽とり残されたヒナを調査員が保護し北京動物園で飼育しました。やがてそのヒナは日本のトキ「キン」
の花むことして日中共同の架け橋となり佐渡島に1985年に渡りました。
本の後半はトキの生活を紹介しています。トキの婚礼衣装や、トキの夫婦の近所づきあい、
ほかにも口ばし使わないでトキのヒナが卵を割って出るしくみなど。
この本ではトキの説明をするのに他の動物や植物とのかかわりが紹介されます。それは野生動物を保護する研究者の仕事を表す一方で、
トキも人も、個々の種の命は自然全体のつながりの中で生かされていることを教えてくれます。
※『ポプラ・ノンフィクション58 トキが生きていた! 国際保護鳥トキ再発見の物語』は佐渡市立図書館にもあります。
[ 掲載日:2008年01月08日 | カテゴリ:トキのこと ]
新年はじめての野鳥観察会

2008年1月2日(水)、新穂地区の土屋正起さんが新穂ダムで開催している定期野鳥観察会に行ってきました。 土屋さんは鳥愛好家であり、佐渡とき保護会、日本野鳥の会、NPO法人トキどき応援団に所属し、トキをはじめ野鳥の保護活動に努めています。 土屋さんが5年ほど前から続けているこの定期野鳥観察会は毎月行われ、だれでも参加できます。
この日は朝6時30分に新穂ダム駐車場に集合しました。観察会は月の始めごろ行われ、 鳥が活動を始める日の出に合わせて集合時刻が決まります。今回の集合時刻は1年でもっとも遅いものでした。 これから夏至にむけて早くなっていきます。ちなみに、昨年最も早かった集合時刻は、2007年6月20日の4時00分でした。
ダムの周りの道を1周歩いて鳥を見つけていきます。年末に積もった雪の上にはあちこちを移動したウサギやテンの足跡がありました。 土屋さんや鳥に詳しい方々は、鳥について話をしていてもふと立ち止まり、 鳴き声や木々の間から飛び立つ一瞬の姿から鳥の名前を挙げていきます。耳を澄ませたり、ときには止まりながら歩いていきます。 土屋さんはダム湖面が見渡せるところで望遠鏡を置き、水面にいる様々なカモの種類を参加者に説明しました。

(マガモのオス。頭部が緑、くちばしが黄色)
約3キロあるダム外周を歩き終わる頃にはすっかり日ものぼり、朝日は水面に映り、鳥の声や羽音が聞こえ、 すがすがしい朝をむかえました。今日観察した鳥を書き出してみるとマガモ、ホシハジロ、ハヤブサ、カワセミ、ハクセキレイ、ジョウビタキ、 エナガなど2時間の散策で合計20種の鳥を見つけることができました。

次回の定期野鳥観察会は2008年2月2日(土)6時20分新穂ダム駐車場集合です。 土屋さんの定期野鳥観察会の開催日時はNPO法人トキどき応援団の活動予定または、 トキファンクラブの参加者募集の記事で毎月紹介しています。
[ 掲載日:2008年01月07日 | カテゴリ:活動報告 ]
参加者募集 NPO法人トキどき応援団 1月の活動予定
【NPO法人トキどき応援団 2008年1月の活動予定】
トキどき応援団の会員でない方でも参加も大歓迎です。ぜひご参加ださい。
■1月2日(水) 野鳥定期観察会
時間 午前6:30
集合 新穂ダム駐車場
連絡先 土屋正起 電話:0259-22-3328
■12日(土) 清水平トキのエサ場づくり
佐渡市新穂地区にある清水平でトキのエサ場づくり作業を行います。
時間 8:30~15:00
集合 8:30 市役所新穂支所駐車場
内容 水路の掃除、畦の修復、田んぼ踏み
持ち物 飲み物、昼食、長靴、防寒装備 ※道具はトキどき応援団で用意します。
連絡先 土屋正起 電話:0259-22-3328
■24日(木)勉強会「環境にやさしい移動手段を求めて~佐渡での可能性あれこれ~」
時間 19:00~21:00
場所 トキ交流会館
講師 十文字修さん(NPO法人循環の島研究室代表)、村山由貴男(アイマーク環境株式会社)
■26日(土)フィールドワーク「ネイチャーゲーム体験」
楽しく自然にふれあいながら大切なことを感じ取るネイチャーゲームの入門編。今回は屋外で実際に行ってみましょう。
時間 14:00~16:00
場所 トキの森公園 ※トキの森公園駐車場集合
講師 深井真由美さん(環境省佐渡自然保護官事務所)
■2月2日(土) 野鳥定期観察会
時間 午前6:20
集合 新穂ダム駐車場
連絡先 土屋正起 電話:0259-22-3328
▼ トキどき応援団の活動についてのお問い合わせは
NPO法人トキどき応援団事務局 電話:080-5023-8626 まで。
○NPO法人トキどき応援団○
佐渡においてトキとの共生を目指して、トキの餌場作りなどの環境保全作業や、勉強会、探鳥会などの活動を行っている団体です。
くわしくはNPO法人トキどき応援団ホームページをご覧ください。
http://park18.wakwak.com/~tokidoki/
[ 掲載日:2008年01月07日 | カテゴリ:参加者募集 ]
